腰の内部で何が起こっているのか?

・筋肉の中で何が起こっているか→緊張
・緊張が引き起こすもの@血行不良 A伝達機能の低下
・筋肉が緊張する原因→動かさないことによる慢性腰痛

 

腰痛に苦しむ人のほとんどが、その原因について分かっていません。
病院に行っても、シップと痛み止めを出してもらって終わり。
根本的な痛みの除去はできないんですね。

 

原因がわからないならいっそ、真っ二つに切って見てみたい。
私などはそう思ったこともありました。それくらい腰の痛みは辛いものですよね。

 

原因は不明だとしても、症状として実際に腰に痛みが発生しているわけです。
では、その体の内部では何が起こっているのかを少し科学的に解説したいと思います。

 

内蔵疾患以外の腰痛のほとんどが、筋肉の緊張

ウイルス性の病気や外傷などを除いて起こる、ほとんどの痛みは、「筋肉の緊張」です。
つまり、「腰痛=腰の筋肉の緊張状態」というわけです。

 

緊張状態というと、大勢の人前で話をするときなど、心臓がドキドキして手が冷たくなって、体が固くなりますよね。
つまり緊張というのは筋肉が固くなることを引き起こすのです。

 

筋肉が緊張をすると、様々な不具合を引き起こします。
ひとつが、血管が圧迫されて血行不良を起こします。
血液は酸素を始め、様々な栄養を体中に運びます。その栄養が固くなった腰の部分には行き渡りにくくなるんですね。
血行不良から、栄養不良状態を引き起こし、更に運動障害(硬くなる)につながってしまいます。

 

もうひとつは、神経を圧迫することで、伝達機能が低下します。
何もしていないのに腰が痛い、寝ていても痛い。
そういう人は腰の筋肉が硬直することで、神経を圧迫させ、腰の神経が脳に痛みを正しく伝達しなくなっているのです。

 

椎間板ヘルニアで苦しんでいる人が、手術をしたにもかかわらず、痛みが引かないことがあるのはそのためです。

 

理屈の部分は多少難しいですが、簡単に言うと、「筋肉が緊張すると筋肉内の血管や神経が圧迫されて、痛みが出る」

 

こういうふうに理解しておいてください。

 

筋肉が緊張する3つの原因

 

では、なぜ筋肉は緊張するのか。これを理解しておけば、腰痛を少しでも改善することができるといえます。
大きく分けて原因は3つあります。
1.筋肉を動かすことで緊張する
2.筋肉を動かさないために緊張する
3.骨格の歪みによって緊張する

 

1は、いわゆる筋肉痛ですね。
自分の筋力以上に筋肉を動かすと、血流が不足します。
その結果筋肉への酸素供給が不足してしまい、筋肉を硬くさせる不要物が溜まってしまうのです。
不要なものとは、乳酸や老廃物と言われるものです。

 

ただし、軽度の筋肉痛は、安静にしていることで、改善されます。

 

おそらく、長年腰痛で苦しんでいる人は、2番が原因でしょう。

 

最初は筋肉痛たぎっくり腰など、急激な腰の痛みがきっかけで、段々運動しなくなったり、筋肉を使わなくなるという人が多いのです。
筋肉は動かさなくなると硬くなります。カルシウムが筋肉内に滞留し、硬くさせるのですね。

 

緊張した筋肉は伸び縮みしにくくなります。
それを助けようと、周りの筋肉が硬くなった筋肉をサポートします。
周囲の筋肉はサポートするために今まで以上にがんばるので、その結果周囲の筋肉も緊張状態に陥ります。そうして、筋肉が硬い面積がどんどん増えていくのですね。